不動産の売却査定には、机上査定なら最短1時間、訪問査定なら1～2時間程度かかります。正式な査定書の作成には1週間程度が必要です。売却までの全体の期間は、一般的に3～6カ月程度かかります。

不動産が売れない場合、管理費や修繕積立金、固定資産税などがかかり続け、物件の価値が下がり続けます。売却期間が長引くと経済的負担が増します。

ローンが残っている不動産の売却は可能です。売却代金でローンを完済するか、売却後もローンを継続する「任意売却」があります。ただし、金融機関の同意が必要で、売却価格がローン残高を下回る場合は差額を自己負担が必要です。

訪問査定を依頼しても、必ず売らなければならないわけではありません。査定はあくまで物件の価値を知るためのもので、売却の最終判断は依頼者に委ねられます。査定結果を参考にして、売却するかどうかを慎重に検討することができます。

不動産を急いで売りたい場合、不動産会社に直接買い取ってもらう、相場より低い価格で売りに出す、または買取保証付き仲介（一定期間内に売れなければ不動産会社が買い取る方法）を利用する手段があります。